現在のほとんどの車で搭載されている安全装置が「ABS」です。
そして、ABS装置が搭載されている車に適用されるのが
「ABS割引」です。
ABSとは、「アンチロック・ブレーキングシステム」をいいます。
車は急ブレーキを踏むと車輪がロックされ制御が効かなくなる
事があります。これが急ブレーキによって引き起こされる
事故の原因です。
これを防ぐためにコンピューター制御で車輪のロックを防止
するシステムがABSなのです。
具体的には、ブレーキを踏んだままでも自動的に、ブレーキの
解除・作動を繰り返しタイヤのグリップ力の回復をさせる
システムで、安定性を保持させてくれます。
平成10年からABS割引の導入がはじまり、比較的
新しい車なら搭載されているシステムです。
現在は、自動車の車種・型番を元に、自動車保険の
料率設定に自動的に組み込まれているところが多く
なりました。
そのため、自動車保険の見積書や保険証書を見ても
「ABS割引」と表示されるところが少なくなりました。
表示がなくても適用されていると思ってよいでしょう。
ABS割引が適される担保種目は「対人賠償保険」
「対物賠償保険」「搭乗者傷害保険」の3つで、
それぞれ5%割引が適用されます。
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